【名大社目線の企業レポ2】あなたの掛けているメガネ、写真を撮るカメラができる裏側に、エフエスケーの砥石があります。
ジモト企業を直に目にしてきた名大社の目線から、みなさんに知ってもらいたい企業の魅力を語ります。
エフエスケーの「名大社目線の企業レポ」第2弾では、一般砥粒の軸付砥石と並ぶ主力製品である「超砥粒」の砥石に注目します。実は、私たちの身近にあるアレやコレを作るために欠かせない製品なんですよ。超砥粒を理解するとともに、エフエスケーの事業の将来性にも注目してください。
長寿命で、高い精度に仕上げる、超砥粒のすごいところ
「超砥粒」と呼ばれるのは、ダイヤモンドやCBNといった、硬さが自慢の素材を原料とする製品のこと。結合剤で固めたもの、粒子をめっきで接着する電着のものなど、製法のバラエティーも豊かです。
主に高い精度を要求される加工で使われてきた超砥粒の砥石。例えば、自動車のパーツの中では、ベアリングやノズルなど重要な部品の製造現場で登場します。一般砥粒の軸付砥石と同様に、極小の製品を作る技術とノウハウを持つエフエスケーにしか応えられないお客様のニーズがあります。なかには先端が1mmをきる砥石も。超砥粒グループの部長である斉田さんによれば、「エフエスケーにならお願いできる」と頼りにされることも少なくないといいます。さらに、それだけ繊細な製品でありながら、ダイヤモンドやCBNの硬さのおかげで長く加工に使用できるのも超砥粒の特徴です。砥石は使用するほどに自らも削られる消耗品。一般砥粒であれば複数を要する工数であっても、超砥粒であれば一本で事足りるので、無駄な時間や手間を省けます。
エフエスケーでは、お客様の用途やニーズに合わせて、オーダーメイドの超砥粒の砥石を作り上げてきました。自動車分野で積み上げてきた実績と信頼は業界随一です。(この記事のトップ画像のように色々な形状の製品を作ることができます)
自動車からガラスレンズへ、広がる超砥粒へのニーズ
このように優れものの超砥粒の砥石が、近年新たな活躍のフィールドを得つつあるそうです。それは、ガラスレンズの金型加工。一眼レフカメラ、メガネなど、ガラスのレンズを用いた製品は、みなさんの周りにもたくさんあるはずです。美しいレンズを作るために、超砥粒の砥石で精度の高い金型に仕上げる。こうした需要の高まりが今後も期待されています。
一般砥粒の製品も含めて、砥石自体を身近に感じる機会はなかなかなかったと思います。しかし、あなたの側にもきっとある、さまざまな製品ができているのは、もしかしたらエフエスケーの砥石があってこそかもしれません。ものづくりの世界を広く下支えする、想像し得ないような影響力の大きな事業がここにあります。