【私たちの仕事】たくさんの技術を自分のものにし、より良い方法を選べる技術者になれる環境です。
イハラ鋼業で働く先輩へのインタビュー。この記事では、入社11年目、板バネの板金加工チームのサブリーダーである小久保康祐さんをご紹介します。イハラ鋼業のものづくりに魅力を感じて入社し、10年を超えるキャリアを積み重ねてきた小久保さん。サブリーダーの視点から日々考えていることなどもお聞きしました。
―小久保さんが担当している板バネの板金加工はどんな仕事ですか?
金属の板を切ったり、穴をあけたり、曲げたりして、与えらえた図面通りの製品をつくり上げる仕事です。板バネプレスが、金型とプレス機を使用するのに対して、板金は特定の方法や機器に縛られず、つくるものに合わせたやり方をより自由に考えられます。形も大きさもさまざま。主に、電力系の機器の部品をつくっています。
―小久保さんはサブリーダーを務めているそうですが、どのような役割なのでしょうか?
現場は7、8人で回していて、基本的には各々が担当の製品をつくっています。その時々で、優先的にやるべき製品が出てきますので、サブリーダーの立場から指示する場合も。納期を把握して、全体の動きを管理するポジションです。
―お仕事のやりがいや面白さを感じるのはどんな時ですか?
担当する製品の種類が多く、加工方法もたくさんの選択肢があります。もちろん、最初からなんでもできるわけではありませんが、新しい製品、新しい技術にチャレンジして、できることが増えるたびにやりがいを得てきました。もともと、そうした働き方ができると聞いたのが、入社の決め手のひとつでした。ものづくりが好きで、腕を磨きたかったので、とても楽しく仕事ができています。複雑で難しいものの担当になるとワクワクするんです。
―サブリーダーとして後輩を指導で心掛けていることはありますか?
私自身、先輩からすべて教わったわけではなく、あえて難しさを実感し、失敗もしながら、技術者としての力を磨いてきました。つい自分の経験談も踏まえて、逐一教えてあげたくなってしまうのですが、できるだけ自分で考えて成長するきっかけをつくってあげたいです。後輩の仕事を見ていると、私も「なるほど」と唸らせられるようなこともあって。そういう時は、なんだか嬉しくなりますね。
―この仕事に向いているのはどんな人だと思いますか。
板金のどの技術も一朝一夕には身につきません。技ものにするための努力ができる。新しい加工法への挑戦を面白がれる。いろいろな知識や技術を前向きに習得したいと思っている人には、ぴったりの環境です。