【私たちの仕事】8年間でどんどん広がった金属加工のノウハウ。自分だけでひとつの製品を作り上げられる力が身につきました。
イハラ鋼業で働く先輩へのインタビュー。この記事では、入社8年目の澤井美緒さんをご紹介します。これまでのキャリアで、様々な金属加工の工程を経験し、身につけてきたという澤井さん。仕事の奥深さや面白さ、職場環境の魅力などを語ってもらいました。
―これまでどんな仕事を経験してきましたか?
2年目の途中までは、線ばね製造の部署で、金属の板を必要な形状に切断したり、ローラー機に通して形を整える作業などを担当しました。その後、4年目まではレーザー加工を担当。オペレーターとして、機器の設定と操作を任せられました。それから現在の板ばね加工の部署に異動し、小型プレス機での曲げ加工を中心に、穴あけ、研磨など、製品を作るための一通りの工程に携わっています。作るものによって臨機応変に役割を分担していく体制です。時には、ひとつの製品をひとりで作り上げることもあります。
―いろいろな技術を身につけられるんですね。
そうですね。みなさん複数の工程を担当できる知識と技術を身につけています。新しい作業を覚えるたび、勉強すべき知識も、経験を通して磨くべき感覚もいろいろあるんです。例えば、曲げ加工で求められる寸法、角度に仕上げるためには、素材の種類、金属板の厚みなどに合わせた機器の設定が必要です。大量生産ではないので、その都度考えて、試行錯誤を繰り返しています。
とはいえ、困った時には上司や先輩たちに気兼ねなく相談できるので、心配はいりません。私が困っていると、「どうした?」と声をかけてもらえることもよくあります。とても穏やかにコミュニケーションがとれる雰囲気はイハラ鋼業の魅力です。
―仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
ある製品の全工程を任せてもらい、ひとりで完成させられた時の達成感は大きいですね。我が子のように愛おしく思えます。私は理系出身でありませんが、学生時代からものづくりが好きでこの会社に入りました。金属加工の知識ゼロからでも、一から学んで技術の幅を広げていける環境です。「自分でひとつのものを作り上げたい」という人にピッタリだと思います。
―最後に、職場の働きやすさを感じるのはどんな時でしょう?
社長や上司ともすごく話しやすいので、技術的な話だけでなく、キャリアステップや職場環境に関する要望も伝えやすいですよ。例えば、現場の効率を上げるために作業台を入れて欲しいといえば、きちんと検討して導入してもらえました。必要な改善は積極的かつ迅速に実行してもらえます。