金属プレス金型とは?
金属プレス金型とは?
素材の持つ塑性の性質を利用して、成型加工して製品を得るための金属でつくられた型のことです。
上型と下型の間に鋼板など板状の材料を入れ、上下から挟み込み圧力を加えて形状を打ち抜いたり曲げて、製品を形つくるために必要な型です。
高い精度で、大量に製品をつくるときに多く用いられています。
図面通り加工すれば、出来るんじゃないの?
普通に考えれば、金型の中に材料を入れて加工すれば製品の形状になって出てきて、そのまま使えると思いますよね?
しかし実際には、材料や加工の特性により曲がりが緩くなったり、逆に曲がり過ぎたり割れてしまったりすることがあります。
これらを防ぐために、様々な解析や調整を行いながら製品の試作を重ねて、初めて量産に使える金型が出来上がるのです。
重量が3tを超える金型でも、出来上がる製品に求められる精度は100分の1ミリ、時には1,000分1ミリの精度が求められます。
複雑な解析をしても思い通りにならず、長年の経験や手の感覚、時には勘が必要になることもある、やり甲斐のあるお仕事ですよ!