【私たちの仕事】部品の良し悪しを見極める目を磨き、高品質の金属製品をお客様に届ける。
東宏工業の先輩へのインタビュー。この記事では、高卒入社9年目、現場でプレス業務を担当する丸山亮也さんを紹介します。東宏工業の主な事業である、プレス加工による金属製品の製造がどのような仕事かを知ってください。
―丸山さんはどんなお仕事を担当していますか?
プレス事業部で、金属部品の製造を行っています。“順送プレス”という、金型をセットして金属の板を送りながら、自動で製品をどんどん打ち抜いていく機械を扱う仕事です。毎日、なにをどれだけ作るかスケジュールが立てられるので、それに従って必要な型や材料を準備し、作業を進めます。
―プレス機の操作など、業務で必要な知識と技術はどのように身につけるのでしょう?
プレス機にも種類があって、最初は製品をひとつずつ打ち抜く“単発プレス”から覚えて、プレス作業の基礎知識を身につけます。その後、順送プレスを担当するようになるのが、当社の現場でのステップアップの流れです。手順書が用意されているので、基本的な操作方法や仕事の流れは、個人差はあっても半年もあれば身につけられますよ。
ただし、機械を動かせるようになれば一人前というわけではありません。機械任せではなく、人の手や目が大切です。お客様の求める品質をクリアできているか見極める力。製品の形状や素材に合わせて、適切な型のセッティング、スピードや力の設定ができる力。こうした力は、何年も経験を重ねて磨いていくものです。
―人の力が欠かせないお仕事なんですね。やりがいを感じるのはどんな時ですか?
忙しい日には、約20,000点もの製品をプレスします。朝、スケジュールを見て、「これは一日で終わるんだろうか…」と思う日もあるんです。けれど、しっかりと段取りをして、周りの人にもうまく協力してもらって、きっちり予定通りに作業を終えられるとすごく大きな達成感を得られますね。
難しい製品をうまくプレスできないなど、想定外のトラブルも起きます。どうするか考えて、臨機応変に動く。そうして、滞りなく担当分を捌き切れた時も嬉しいです。工夫や努力次第で、やりがいを大きくできると思います。まだまだ自分だけで対応し切れない場合もあるので、もっと判断力や対応力を伸ばしていきたいです。
―では最後に、職場の魅力を教えてください。
一緒に働く人がとても気さくな人ばかりです。仕事中はなんでも相談できますし、人間関係で息苦しさを感じたことはありません。そんな職場ですから、分からないことはどんどん聞けて、自分のスキルを高めようと向上心の持てる人にピッタリだと思います。