熱処理とは?
熱処理ってなに?
皆さんは、熱処理と聞いてどんなお仕事か、想像できる人は少ないのではないでしょうか?
でも、テレビなどで刀鍛冶が赤くなった鋼を叩いて伸ばし、水の中で冷やしているところを見たことがある人は多いと思います。
この刀をつくっているところをイメージして頂くと、熱処理が分かり易いと思います。製品を高温に加熱して、硬度や靭性を上げるための加工が熱処理になります。
なぜ熱処理をするの?
金属製品は使用する用途ごとに、求められる硬さや靭性が違います。
この違いごとに、様々な焼き入れ方法や温度設定を駆使して、お客様が要望する硬さや靭性を与えます。
加工精度が高く、寿命の長い部品を製作するためには重要な加工になります。
こんな話を聞くと、専門的な知識や経験が必要になると思うかもしれません。もちろん、高温になった製品を取り扱うので注意は必要となりますが、作業自体は難しいモノではありません。
必要な知識や原理は、仕事を覚えていく中で必然と身に付くモノです。
あなたも立派な熱処理技術者になれますよ!