名証ならではの「やりがい」について語ってみた| 若手社員による社内座談会
証券取引所の仕事は、なかなかイメージがつかないもの。なぜなら、その存在自体を学生時代に知るのは難しいからかもしれません。2019年に新卒で入社した社員と、最近中途入社した若手社員で、仕事のやりがいについて語ってみました!
ーでは、まず自己紹介をお願いします。
澤島(写真中央):現在新卒1年目です。実家のある岐阜県から通っています。仕事は、総務グループに所属しており、経理と広報を担当しています。
中西(写真右):僕も新卒1年目で、澤島さんと同じく岐阜県から通っています。仕事は業務グループに所属しています。主に市場の売買が適正に行われているかの監視や、システムの運用管理を担当しています。
小池(写真左):私は中途で入社して今年で5年目になります。自主規制グループに所属しており、上場審査や上場監理を担当しています。
ーどんな就職(転職)活動を?
澤島:大学は経済学部だったのですが、周りは金融業界かメーカーに就職する人がほとんどでした。
メーカーは転勤が多いイメージがあったので、金融業界をメインで探していたところ、当社を見つけました。はじめは名前が気になり、好奇心で説明会に参加しました。
中西:僕は、大学時代は工学部で、土木や社会開発を専攻していたのですが、建物だけではなく、街の経済についても併せて勉強しているときに、経済分野にとても興味が湧きました。
最初は全く違う分野の企業へ行くことに対して周囲から心配されましたが、会社説明会を通して当社を知るにつれ、どんどん関心が大きくなり、最終的に就職を決めました。
小池:前職は全く違う業界にいて、建設会社で提案営業をやっていました。業務を通して次第に企業の内容を見ることが好きになっていき、もっと直接的に企業の発展に貢献できる仕事を探すようになりました。そのような状況で当社と出会い、業務の内容や働く人の魅力に惹かれて転職を決めました。
ー公共性が高いので、社会とのつながりを感じやすい仕事だと思いますが、特に働きがいを感じるようなエピソードやシーンがあれば教えて下さい。
小池:上場する際には必ず記念セレモニーを行うのですが、自分が上場審査を担当していた会社の社長さんの挨拶を聞くと、頑張って良かったと感じます。上場に至るまでの社長さんの想いがスピーチの言葉に溢れているので、それを聞いたときには大きなやりがいを感じます。
また、社長さんをはじめ、企業の経営陣と多くやりとりをする機会があることは、当社で働くうえで魅力的なポイントだと思います。
中西:入社してまだ半年の時に、何ヶ月にも渡って行われる売買取引システムのリニューアルに携わりました。もちろんまだ何もわからない中だったので、手取り足取り教えてもらいながらやりました。
大掛かりな端末の入れ替えや、データの移行、稼働のテストなどを何回も繰り返していくうちに、株式に関する知識だけではなく、ネットワークについても詳しくなっていきました。リニューアルをして最初の日を何事もなく無事に終えられた時には、ほんの少しですが成長を感じました。
澤島:9月に中間決算がありました。普段している経理業務がいつも見ている財務諸表などにつながっていることがよくわかったので、小さなミスでも大きな事態になってしまうことが強く感じられて、すごく責任がある仕事だと改めて思いました。
また、小池さんも話されていた上場記念セレモニーに私も出席させていただいた際、社長さんが「ずっと前から目指してやっと上場できました」という話をされているのを聞いたときは、すごく感動しました。そうした場面に携われたり一員として働けたりする面で、すごくやりがいのある仕事だと思います。
ー会社の制度や仕組みで特徴的なものはありますか。
中西:福利厚生のアウトソーシングサービスを導入しています。例えば、カラオケやジムを割引価格で利用できるものです。内定式のときに内定者用のカードが渡されるため、この福利厚生はずっと利用しています。特に僕はジムによくいきますね。
澤島:私も!仕事帰りにジム行っています。
それ以外ですと…私は実家から通っているのでもらっていませんが、親元から離れて暮らしている先輩社員は家賃補助をもらっていますよ。
それから、夏に出産されて育児休業されている女性の先輩社員がいらっしゃるんですけど、育児のための支援金が支給されていました。4月に復職される予定なので、また一緒に働けるのが楽しみです。
小池:制度とか仕組みとはズレるかもしれませんが…「1年お疲れさまでした!また1年頑張ろう!」という意味付けと社内のコミュニケーションを深めることを目的に、毎年2月にボーリング大会が開催されます。ちゃんと景品もあり、昨年の1位はシックスパッドでしたよ!純粋にスコアがいい人だけではなく、いろいろな人が景品をもらえるようになっており、すごく盛り上がります。昨年私は、おまんじゅうをもらいました(笑)
ー最後に、学生へメッセージをお願いします!
中西:文理など大学での専攻の違いは、必ずしも障壁にはならないと感じます。私は工学部から当社に就職したのですが、理系ならではの知識や発想を活かすことができる場面もあります。専門分野と全く別の業界に飛び込むことは、専門性を業務に役立てることができる絶好の機会を作ることでもあると感じました。
就職活動中の皆さんには、やりがいや給与、家族からの期待など、色々と迷うポイントあると思います。しかし、最終的には自分自身が納得できるかどうかが大切です。社会人としての一歩目なので、自分の道は自分で決めるという意思を持って、納得のいく決断をして欲しいと思います。
澤島:最初は大手企業や知名度がある会社に就職したいと思っていましたが、そういう思考では当社には出会えませんでした。最初から選択肢や視野を狭くしすぎるのではなく、一度様々な業界を広く見ると良いと思います。
また、就職活動中は周りを見て焦ってしまうことがあると思いますが、ゆっくりマイペースにやれば大丈夫です。頑張ってください。
小池:どの会社に行っても必ずギャップはあると思います。ただ、そのギャップを埋めるためには、色々な会社について知ることが大切です。仕事内容は経験してみないとわからないため、会社説明会や面接の雰囲気を通して、どんな人が働いているかに注目することが重要だと体感しています。
それから、自分の大切にしたい軸をしっかり決めた上で就活をしてもらいたいですね。家族について、住む場所についてなど、身近なところを大切にすることも重要だと思います。