製品が形になったときの喜びは大きい|生産管理部K.K.さんにインタビュー
ーはじめに、現在どんなお仕事をしているのかを教えてください。
現在は生産管理部の部長代理をしています。生産管理部の具体的な仕事内容は、部品の発注から納期の管理、製品の品質管理、あとは製品に使用する部品の価格交渉や不良品の返品対応があります。
また弊社は製品の機種ごとに担当者が決まっていて、自分はハンドランプとLED照明を担当しています。機種担当は各個の部品を製造ラインまで準備することが業務ですので、発注から納期の管理などを担当することになります。
ー1日のスケジュールはどのようなものですか?
まずは当日の生産ラインの予定や、作業ラインの現場状態を確認することから1日の業務が始まります。それと同時に10日後から20日後、1ヶ月後に生産が始まる製品の予定を確認し、不足している部品などがあれば適宜補充します。
弊社は複数の企業さんに部品の製造や加工などを依頼しているので、プレスや塗装、成形業者さんのもとを訪問して品質や納期等の段取りなどについて打ち合わせを行うこともあります。あとは納品された部品に不具合があった場合にはその対策や修正依頼、指導のために訪問することもあります。
また、品質改善に関連する業務も担当しているので、そのための検査表を作成したり、部品の外注先を検討したり、コストダウンのための試算をしたりすることもありますね。
ーお仕事をする上ではどんなやりがいがありますか?
自分が携わった製品が形になった時には大きな達成感があります。
弊社は年間に10機種ほど新製品を発売します。生産管理部ではそれらの金型製造や加工の外注先を決めた上で、さらに価格の交渉や生産目標台数も考える必要があります。
弊社の工場内で製品が組み上げられるまでの過程に広く携わる部署ですので、仕事量はとても多いです。しかし、そうした工程を全て乗り越え、納品された部品や実際に完成した製品を目にした瞬間の喜びは何物にも代えがたいです。
ー働いていて大変なことはありますか?
梱包の段ボールやビスの一本から、自分の機種に関する情報や全ての在庫状況を把握しておかなくてはいけないので、その点は大変です。部品の種類は製品ごとに異なりますが、多いものでは100種類ほどあったりもするので、それらを管理するのは骨が折れます。ていねいな仕事をすることが求められますね。
―会社の独自の取り組みがあれば教えてください。
弊社には改善提案制度があります。これはスタッフだけでなく工場の現場で働く作業者の方にも提案を募っていて、社内を社員全員で良くしていこうという取り組みです。大きなコストダウンに繋がる提案から些細な提案でも毎月会議で審議してもらえます。評価された提案は表彰されますし、提案を出せば必ず副賞がもらえるので皆さん改善するところがないか模索されています。
ー最後に、就活生の皆さんに向けてアドバイスをお願いします!
就活生の皆さんが悩むポイントの一つには「最終的に何を基準にして会社を決めたらいいのかわからない」ことがあると思います。私自身もそうでしたから。
それに関して言えば、私は弊社がコードリール業界においてナンバーワンのシェアを持つ企業であること、また自社ブランドを持っているメーカーであることを決め手にしました。その企業が安定した収益が見込める事業や強みを持っているかどうかは、安定した経営に裏づけされた、安定した働き方に繋がってくるからです。
今はネットで簡単に情報が手に入る時代ですから、たくさんの情報を集めて、できる限り合理的な判断をすることで悔いのない就活にして欲しいです。