【私たちの仕事】自分のアイデアを形にしたオーダーメイドのコンベヤベルトで、お客様の課題を解決できるのが面白い!
ポバール興業で活躍する先輩へのインタビュー。この記事でご紹介するのは、2023年入社で営業職の河隅友宏さんです。先輩から担当を引き継ぎ、2年目にしてどんどん新しい提案にもチャレンジしているという河隅さん。ポバール興業の営業のやりがいや面白さが窺えるエピソードに注目してください。
―河隅さんの入社動機を教えてください。
就職活動では、愛知県で働きたいと考え、業界を問わず広く企業を探しました。そんな中で目に止まったのが「ベルト」という言葉でした。「ベルト」って服飾系の企業?社員数も多いけれど、ベルトだけでそれだけの業績が残せるのだろうか?学生時代にまったく関わりのない分野ながら、湧き上がる興味のままに説明会に参加してみたんです。すると、もちろん服飾系ではありませんが、ものづくりの世界において、とても特徴的な仕事ができることに心惹かれました。
くわえて、職場環境や人の雰囲気も魅力的でした。残業が少なめで、仕事とプライベートを両立できるのは、私の望む働き方にマッチするもの。さらに、人事担当者がとてもフランクで。気さくで温かい社風の企業だと感じられました。
―入社1年目からどんな経験をしてきましたか?
入社後、3ヶ月の工場での研修がありました。ベルトを切ったり、接着剤を塗ったり、簡単な作業を経験する期間です。間近で製造工程を目にして、製品への理解を深められました。当社の事業の特徴のひとつは、お客様それぞれのニーズに合わせ、オーダーメイドのベルトを小ロットでもつくれることです。手作業も多く、一つひとつの製品にこれだけ丁寧に手をかけているのかと驚きました。この研修があったおかげで、お客様に自信を持ってご説明できるようになったと思います。
その後、営業に配属となりました。私の場合、ちょうど退職される先輩がいたため、その人にマンツーマンでついてもらって、約9ヶ月かけて担当企業を引き継ぎました。お取引先は、自動車関係の金属部品メーカー様が多いです。お客様の工場内での搬送用コンベヤのベルトなどをご提案しています。
―お客様とのお取引はどのように進めるのでしょう。
既存のお客様とやり取りするルート営業が基本です。お客様の製造現場を見て、機械や搬送物によって最適なベルトをご提案します。ベルトは消耗品なので、同じ製品のリピート注文もいただきます。とはいえ、使用しているベルトへの要望や、お客様の事業の変化による新しい課題も出てくるものです。定期的に足を運び、ヒアリングをして、常にご提案の種を探しています。
―やりがいや面白さを感じるのはどんな時ですか?
オーダーメイドの特殊なベルトをつくっているので、時には加工が難しいものもあります。例えば、「上下のベルトで搬送物を挟み込んで運びたい。しっかりと固定できるように、ベルトに溝を切ってほしい」というご要望があったら。ベルトの表面のスポンジの層に、高い精度で溝を施さなくてはいけません。こうした場合に、技術部、製造部と一緒に試行錯誤して、お客様のニーズを叶えるベルトを完成させる達成感は大きいですね。
―これまでに特に印象に残っている案件はありますか?
ベルトとスポンジを貼り合わせる際に、接着剤がカチカチに固まり過ぎず、適度に柔らかさを残したいというお話がありました。素材同士の硬さの差を接着剤で緩和することで、ベルトの寿命をのばすというアイデアです。この接着剤を選ぶ上で、営業職の先輩にもアドバイスをもらいながら、これまで社内ではその素材に使ってこなかったものを試してみました。セオリーから外れるやり方でしたが、技術部、製造部の協力もあって、採用まで漕ぎ着けました。かなり挑戦的な仕事をやり切れたのが嬉しかったです。結果的に、スポンジ部分の割れを防ぐというお客様の課題も解決できました。
―今の目標を教えてください。
まだまだ目の前の案件に精一杯になることもありますが、経験を積んでもっとベルトや機械の知識を身につけていきます。将来的には、自分の担当したベルトが機械メーカーの標準品として採用され、たくさんの方に使ってもらえるような仕事がしてみたいです。
―最後に、職場の魅力を教えてください。
とても働きやすい環境だと感じています。とくに、入社動機でも述べたように、残業が少なくて、退社後のプライベートな時間も充実させられます。平日の事務作業での残業は月に10時間あったら多い方。定時は17時半で、18時まで退社する人がほとんどです。名古屋駅からも近いので、映画を見に行ったり、同僚や友人と食事に行ったりしています。
営業に限らず、周りは気さくな人ばかりです。質問や相談を投げかければ、みなさん親身になってくれます。専門的な知識は必要な仕事ではありますが、一から学べる職場ですので安心して入社してください。