【事業の特色】愛知県から日本全国を舞台に活躍。大手企業でもできない金属処理のノウハウと確かな実績のある企業です。
金や銀など非鉄金属のリサイクルを主な事業とする東洋金属。その事業の特色や未来について、鈴木大崇社長にお話しいただきました。SDGsの達成が目指され、資源循環への意識も高まる昨今、東洋金属の事業が世の中でどんな価値を生み出すものなのか、理解を深めてください。
―東洋金属の事業の特徴を教えてください。
当社は、1966年に貴金属分析精錬事業をスタートさせ、1981年に会社を設立しました。この分野においては、50年の実績とノウハウがあります。多様多様なスクラップに含まれる金や銀などの貴金属をリサイクルし、インゴットという塊にして販売する事業です。
この業界には、大手から中小までたくさんの企業があります。その中でも、大手企業でも対応が難しい案件にも柔軟にお応えできるのが当社の強みです。金属にもリサイクルしやすいものとしにくいものがありますが、私たちは幅広い種類に対応できます。あるいは、量が少なくて商業ベースに載せにくいものもお引き取り可能です。扶桑町を拠点に、日本全国のお客様とお取り引きさせていただいています。
“リサイクル”と聞くと、環境問題を思い浮かべる人が多いでしょう。もちろん、金属を繰り返し利用できる状態にすることで、資源循環に貢献できる仕事です。ただしそれだけでなく、私たちが廃棄物やスクラップを買い取らせていただくお客様にとっては、コストの面で明確なメリットが生まれます。それまで処理費用を払って捨てていたものを、私たちなら利益に変えられるのです。お客様が長年抱えていた課題を解決するケースも多々あり、「もっと早く来てもらいたかった」と言っていただけます。お客様にとって、スクラップの処理は、意識があってもどこに頼んだらいいかなかなか分からないものです。そんな方々に驚き、喜んでいただけるのは、当社で働く醍醐味になると思います。
―会社の将来のビジョンは?
長い歴史を通して、社会や経済の変化の節目もいくつも超えてきました。現会長である父が設立した頃を思い返すと、当社の取り扱えるものや事業内容も様変わりしています。決して凝り固まることなく、柔軟に情報を取り入れて新しい分野にも挑戦していきたいです。
さらに、海外展開も考えています。例えばフィリピンでは、日本ほど貴金属のリサイクルは進んでいないそうです。資源の課題は日本だけでなく世界共通のもの。市場を広げていくチャンスを掴みたい。これから仲間になるみなさんもぜひ力を貸してください。