【若手の活躍】自分の夢をかなえるために。バイクワールドで思い描く未来へ第一歩を踏み出す
2020年入社のネウパネさんはネパール出身。留学のために2014年に来日し、日本語学校、専門学校、大学を経て、バイクワールドの店舗スタッフになりました。「内定が出てからすぐに名古屋みなと店でアルバイトを始めたので、スタッフ歴は3年目。まだまだ言葉の壁を感じることはありますが、毎日楽しく仕事に打ち込めています」と話すネウパネさんには、大きな夢があるそうです。取材ではネウパネさんの将来の夢について、夢を実現するために毎日どのような姿勢で仕事に向き合っているのかを聞きました。
—バイクワールドに入社を決めた理由は何ですか?
私の将来の夢は、インドに行ってビジネスをすること。留学で日本に来る前も、ネパールでパソコン関連の会社を営んでいました。日本に留学したのは、日本語を身につけるのはもちろん、社会福祉経済や経営マネジメントを学ぶため。日本でビジネスの経験を積みたいと就職活動していたときに、バイクワールドの求人情報を目にしました。
私は小さな頃からバイクが好きで、インドでのビジネスも好きなことで、と考えていたので、海外進出も果たしているバイクワールドで働けたら自分の夢にも近づけるんじゃないかと思ったんです。社長にも面接時に「バイクワールドがインドに進出する際にはぜひ関わりたい」と話しました。それが実現したらすごくうれしいですね。
—明確な目標があると、毎日の仕事にも身が入りやすいですよね。でも、母国語とは違う言葉を使って仕事をするのは大変ではないですか?
言葉の壁は高いですし覚えることも多いので、大変ではありました。けれど、バイクが好きだし、好きなものに関する仕事なので、すごくつらいといった感じにはなりません。好きが優っているというか。
一緒に働くスタッフの皆さんはとても優しいので、相談しやすくてありがたいです。私も「これがわからないので教えてください」とはっきり言うので、相手も教えやすいのかもしれません。ただ、何でもかんでも聞くのではなく、自分で調べることも大事ですね。私も、何度も同じことを聞かれるのは嫌だなって思いますし、やっぱり自分で調べないと身につかないですから。調べてみて、それでもよくわからないってなったら、溜め込まずに周りに聞くようにしています。
—これまでを振り返って、うれしかったことや悔しかったことはありますか?
接客対応したお客さまが商品を購入してくれた時は、とてもうれしいですね。バイクに関わるアイテムは、1点10万円するものも珍しくありません。簡単には出せない金額の買い物ですから、納得できないとすぐに手は出せないと思います。それでもお客さまが買ってくれたということは、私の接客に多少なりとも満足してくれたからなのかな、と。そうだったらうれしいですね。
毎日コツコツ勉強して、今ではヘルメットやアパレルについてはお客さまにご満足いただける知識は身についたかなと感じています。けれど、カスタムパーツなど、専門性の高いジャンルはまだまだ。カスタムに関する相談は先輩に対応をお願いすることも少なくありません。先輩だって時間がかかることもあるのですからまだ年数の浅い私が対応しきれなくて当然ともいえるのですが、それでも悔しい気持ちにはなります。
あとは、電話口での聞き取りはまだちょっと苦手で…。何度も聞き返してしまいますし、見当違いな対応をして怒られることもあります。日本人のお客さまから「外国で、しかもバイク専門店で働くなんてすごいね」と声をかけてもらえることがありますけれど、私自身としてはまだ言いたいことを十分に伝えきれている実感はないですし、会話スキルや知識不足は乗り越えていかないといけない壁ですね。
—課題をクリアするために意識して取り組んでいることはありますか?
何かあればメモをとっておいて、あとで先輩に質問したり相談したりするようにしています。お客さまに怒られたらしっかり反省して、次に同じ失敗をしないためにどうすればいいのかを考える。この繰り返しですね。
ただ、面と向かって怒られる場面って実はそこまで多くないんです。日本人のお客さまは「外国の方だから仕方ないよね」という反応なので。でも、それに甘えていてはいけないです。つたなくても頑張っていかないと。お客さまに応えたいと頑張る姿勢って、きっと相手にも伝わるものだと思いますから。
—夢をかなえるために、まず達成したい目標は何ですか?
会社の信頼に応えられるスタッフになることですね。いくら私がインド語やネパール語が使えて、地域性も知っている人間だったとしても、海外出店を任せてもらえるようになるには、まず目の前の仕事をしっかりこなせるようにならないと。日本でしっかり基本を身につけて、インドのお国柄に合ったマネジメントなどをできる人間になっていきたいです。
インドやネパールという国でみてもバイク人口は多いですし、日本のパーツの需要もあるはず。日本のパーツの知識があるだけで、インドでビジネスをする際に武器になると思っています。まだまだ課題はたくさんありますけれど、夢に向かって頑張っていきたいです。